雑文記【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

落とし物、道端、その前後。

道を歩いているといろんな落とし物がある。 靴が片方だけ落ちている。 左足だけ。 こんなものは日常の風景。 そして、思う。 もう片方の靴はどうするのだろう、と。 右足だけ残ってどうするのだろう、と。 同じ物を買ったとして。 結局、左足はひとつ余る。 …

穴あきパンツ、お気に入り。

ポケットに穴があいていた。 お気に入りのパンツだったのに。 お気に入りすぎて履きすぎたのかもしれない。 いつだって、そう。 何かに偏りが出すぎて負荷がかかって、穴があく。 いつだって、そう。 自分じゃ気づけない。 君が、破れているよ、って教えてく…

再会、立ち位置、確認。

スーパーに買い物へ行ったら、偶然知人と出会った。 久しぶり、元気? お互いに挨拶する。 風の噂でこの町に知人が戻ってきていると聞いていた。 確認の連絡はしなかったし、連絡もこなかった。 私と知人はそのくらいの関係。 そんなことは口に出せるわけも…

間違い探しと正解探し。

あれやこれやと指摘を受けて。 直さないと、正さないと、と思う日々が続く。 気づいたら、いつも間違いを探してばかり。 あれも間違っている。 これも間違っている。 あれもこれも直さないと。 そんなことばかり考えている。 正解を探さないと。 頭ではわか…

夢や現や泡沫や。

眠れない夜は何もせずに目を閉じるだけ。 いろんなことに思いを巡らす。 そこではいろんなことが起こる。 私の頭の中で巡り巡っているのに。 想定外のことがいくつも起こる。 まるでどこかのことのように。 ずっと目を閉じていても眠れないから。 目を開けて…