物語ブログ【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

いつだってどこかで何かがはじまっている。

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雨が降ってきた。

 

街灯に火がともる。

 

渋滞が少しずつ緩和する。

 

テールランプは点いていたり消えていたり。

 

蛇口には水滴がひとつ、少しずつ長細くなる。

 

やかんから一筋の湯気。

 

腹の中が空っぽに。

 

まぶたの重さが変わる。

 

夜はもうはじまっている。

 

いつもどこかで何かがはじまっている。

 

はじまりの瞬間はいつも特別。

 

はじまりがなければ何もはじまらない。

 

どこかで誰かの何かがはじまっている。

 

ほら、あそこにも、ここにも。

 

見逃さないように。

 

聞き逃さないように。

 

私の中で何かがはじまる。

 

あなたの中では何がはじまる?

 

窓の外では空が明るくなってきた。

 

今日も新たな一日がはじまる。