物語ブログ【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

傷は治りかけが一番要注意。

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傷が絶えない。

せっかく治りかけても、すぐに他のところに傷ができてしまうから。

 

注意力が足りないからなのか。

まわりが見えていないからなのか。

単純にからだが弱いからなのか。

 

どこでついた傷なのか、覚えていない傷もたくさん。

覚えていたらキリがない。

 

それだけ傷があったら痛みに慣れるでしょ、と言われても。

痛みに慣れることなんて、ない。

大なり小なり、痛いものは痛い。

 

それはあなたも知ってるでしょ?

 

あなたも傷が絶えないから。

 

あなたは傷がついたときを覚えていますか?

そこの傷と、そこの傷。

 

思い出したくないものを思い出させてしまって、ごめんなさい。

 

私も誰かを傷つけている。

こうやって、意識の内外で傷つけている。

 

お互い様、では済まされないけど、謝って済む問題でもない。

 

傷つくことは織り込み済み。

だって傷つくように、私たちはできているから。

 

治る傷もあれば、治らない傷もある。

雨が降ったら痛む傷もあれば、動くだけで痛む傷もある。

 

傷つき、傷つけ、私たちはいつも傷だらけ。

かすり傷かどうかは自分で決める。

痛むかどうかは自分で決める。

 

むやみに刃物を振り回さないで。

本当の使い方はそうじゃないから。

 

でも、私も使い方を間違えてしまうときもある。

正しい使い方は教わったはずなのに。

 

傷つき、傷つけ、傷ものにされて傷と共に生きていく。

 

それでも傷つくたび、私たちは傷を治そうとする。

 

それだけで私たちは尊く、愛おしい。