手のひらブログ【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

小さな世界の真ん中で。

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私は今ひとり。

私だけの時間。

 

誰にも邪魔されたくない。

私だけの空間。

 

誰も音をたてないで。

足音すら、いらない。

 

私は、私も知らないどこかを一点見つめ、心と会話する。

心に映る私と会話する。

 

だからノックもしないで。

ひとりで閉ざしているから。

ここは今、私の居場所。

 

せっかく集中していたのに、少し音がするだけで乱れる。

私の集中力なんてそんなもの。

 

申し訳ないけど。

無理なお願いだってわかってるけど。

そっとしていてほしい。

 

ここにいると、いろんなことが頭に浮かぶ。

心が落ち着くというより、ざわつく。

ああしよう、こうしようって。

 

でも、それを実践しようと思うのに、すぐに忘れてしまう。

すぐに忘れることはわかっているのに、今度は大丈夫とメモすることなくいたら、忘れてしまう。

そんなことを何度も繰り返し、何度も後悔する。

何か良いこと思いついたのに、って。

 

忘れることすら忘れてしまう。

メモしてないから。

 

ああ、また誰かがやってきた。

今度は複数だ。

ひとりで来いよ。

 

トイレくらい。

 

今は私の場所。

ノックしないで。

足音もたてないで。

会話なんて絶対しないで。

 

今だけは私の場所。

 

ソワソワさせないで。

ゆっくりいさせて。

どうして私が息を潜めなくちゃいけないの。

 

私がここにいることは、見ればわかるでしょ。

今は私の番。

今、ここは、私の場所。

 

静かにしていて。

静かに待っていて。

 

無駄口叩くくらいなら、早く出て行って。

 

用が済んだら出て行って。

私も用が済んだら出て行くから。