物語ブログ【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

365分の何日か。

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休日はなにかと忙しい。

 

予定が何もなくても、忙しい。

何もしないから、忙しい。

何もしたくないから、忙しい。

 

私は動かないのに。

まわりが動くから、巻き込まれて忙しくなる。

 

引っ張られるように、押し出されるように。

 

ひとつも言葉を発していないのに。

いろんな言葉が飛び交っていく。

 

ひとつもからだを動かしていないのに。

目まぐるしく回っていく。

 

休日はなにかと忙しい。

 

ひとりでいることなんてきっと無理。

ひとりだと思うのはただの錯覚。

 

目を閉じても音が聞こえる。

耳を塞いだら香りが漂う。

鼻をつまんだら腹が減る。

口を閉じたら終わってしまう。

 

ゆっくりなんてできない。

 

休日はなにかと忙しい。

休日じゃなくても忙しい。

 

急かされるように。

そそのかされるように。

 

私は休日でも、休日じゃない人は大勢いる。

私は休日じゃなくても、休日の人も大勢いる。

 

ひとりだと思うのはただの錯覚。

 

何もない休日なんてない。

何もしていないと思っていても、何かしている。

 

生きていくことは忙しい。

 

嬉しかったり悲しかったり。

 

ひとりでいたいと思うこと。

ひとりになりたいと思うこと。

 

なんて贅沢なんだろう。

 

休日はなにかと忙しい。

 

何もしていなくても忙しい。

何もしていなくてもやることはある。

 

いつだって何かに急かされる。

いつだって何かを探している。

 

何もしたくないのに忙しい。

 

それはとても贅沢なこと。