手のひらブログ【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

神様の言うとおり。

f:id:touou:20190407204531j:plain

 

どちらにしようかな。

神様の言うとおり。

 

こっちだ。

 

自分じゃ決められないから、神様にお願いした。

こんなときだけ、お願いした。

 

都合の良いときだけ、って自分でも思う。

 

さいころは、もっと違った。

いつも神様はそばにいた。

 

悪いことしたら神様に怒られる。

だからちゃんとしなくちゃ。

いつだって、そんなことを考えていた。

 

今は違う。

今はごまかしてしまう。

 

悪いのは私じゃない。

私じゃなくて、誰かが悪い。

誰とは言わない。

言ったら、いろいろとややこしくなるから。

私も、誰も、悪くない。

もちろん、神様も悪くない。

 

どちらにしようかな。

神様の言うとおり。

 

こっちだ。

 

自分じゃ決められないから。

誰かが言っていたほうに寄りがち。

自分の意見ではなく、誰かの意見。

 

誰かが言っていたから。

誰とは言わない。

誰が言っていたのかは、知らない。

神様ではない。

でも、たしかに、誰かが言っていた。

 

私は悪くない。

誰も悪くない。

もちろん神様も悪くない。

 

どちらにしようかな。

神様の言うとおり。

 

こっちだ。

神様の言うとおり。

 

……なんか、違う。

 

こっちじゃなくあっちだった。

 

私は悪くない。

誰も悪くない。

もちろん神様は悪くない。

 

自分じゃ決められなかったから。

誰かに聞いてもわからないから。

 

紅茶にするかコーヒーにするか。

 

自分でもどっちが飲みたいのか、よくわかっていなかったから。

 

こんなときだけ頼んで、ごめんなさい。

そんなに暇じゃないよね、神様も。

 

今の私には、神様はいつもそばにいないから。

 

今の私は、いつも神様を気にしてないから。

 

悪いのは私。

 

思ったのと違ったけど、残さず全部飲む。

 

これなら神様、怒らないでしょ。

神様、これなら許してくれる?

 

もちろんゴミはゴミ箱へ。