手のひらブログ【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

集中しすぎると寄り目になる。

f:id:touou:20190714212900j:plain

 

そんなになみなみに入っているから。

 

こぼさないように、ゆっくり歩くことしかできない。

 

ゆっくり、ゆっくり歩いても。

溢れんばかりに入っているから少しずつこぼれていく。

 

あなたが歩いたあとは、いつだって散り散り。

あなたが歩いた道のりは、すぐにわかる。

 

だって、こぼれた跡があるから。

 

どうしてそんなになみなみに入っているの?

もう少し考えて入れればいいのに。

 

きっとそれは愚問。

 

計算なんてできやしないから。

 

あなたはどこまでも不器用。

あなたはどこまでも真っ直ぐ。

 

だからあなたのうしろを歩いていく。

 

おこぼれ狙いじゃないよ。

あなたの行く先を見届けたいから。

 

ゆっくり歩くあなた。

それでも確実に進んでいる。

 

なるべくこぼさないように。

こぼれても気にする素振りは見せない。

 

きっとなにも考えていないのでしょう。

 

考えずに、そのままのあなたであり続ける。

 

まわりのことなんて気にしない。

なるべくこぼさないように、少しだけ気をつける。

こぼれても、きっとそこまで気にしていない。

 

私にできることは、あなたのうしろを歩くだけ。

少しなら、掃除したり片付けたり。

 

他の人が歩きやすいように。

 

あなたはそんなことを気にしないで。

 

なみなみに入った、溢れんばかりのやる気と才能を抱えて。

ただ真っ直ぐ歩いていけばいい。

 

少しくらいこぼれたって大丈夫。

 

私はあなたの行く先を見届ける。

 

ほら、またこぼれた。

なみなみに入っているから、すぐにこぼれる。

 

ゆっくり歩いても、あなたからこぼれる。