物語ブログ【ひびろぐ】

いつだって私たちの手のひらには物語がある。

マイクの感度を無視して近くに寄ってしまう。

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いらっしゃいませ。ご注文をマイクの方に向かってお願いします。

 

えっーと…、ちょっともたれ気味なので、やさしいのをお願いします。

 

かしこまりました。

セットに致しますか?それとも単品に致しますか?

 

どっちでも構いません。今の時代、気になりませんからね。

 

かしこまりました。

他に何かご注文の方はございますか?

 

そうですね…。私はスポーツ観戦が好きなので、ご一緒できれば嬉しいですけど。

 

かしこまりました。

ご注文は以上でよろしいですか?

 

あっ、できたら料理が上手で字が綺麗な方が。

 

字ですか?

 

はい。個人的に字が綺麗な方に憧れるものですから。

 

かしこまりました。ご注文は以上でよろしいですか?

 

はい。

 

では、車を前に進めて少々お待ち下さい。

 

はい。わかりました。

 

車を前に進め、所定の位置に停まる。

しばらく待っていると、車のドアが開いた。

 

大変お待たせいたしました。

 

あれ?その声は…もしかして?

 

はい。いろいろお調べしたんですが、私が一番ぴったりだったので。

 

そうですか。ありがとうございます。

 

よろしくお願いいたします。あっ、うしろにいるのが私の娘です。

 

よろしくお願いします。

 

こちらこそよろしくお願いします。

では、とりあえず食事に行きましょうか。

 

はい。では、お店に着くまで自己紹介でもはじめましょうか…。